ブロードウェイ・Netflixで話題沸騰!地球ゴージャスプロデュース「The PROM」@TBSアクトシアター 公演レビュー 2021/3/13/Sat.昼公演

ミュージカル

ミュージカル「The PROM」(ザ・プロム )が劇団ユニット「地球ゴージャス」プロデュースで、2021年3月、日本初演を迎えました!作品自体はニューヨーク・ブロードウェイで2018年に幕を開け、トニー賞で7部門にノミネートをされています。2020年にはNetflixオリジナルでミュージカル映画化!メリル・ストリープやニコール・キッドマンが出演し、話題となりました。そんな大人気ミュージカル作品の日本公演をレビューしていきます…! 観劇検討中の方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください!

Netflixオリジナル映画「ザ・プロム」予告映像

「レズビアン」はプロム参加禁止?The PROMのストーリー

ザ・プロムのストーリーはレズビアンの女子高生「エマ」と、ミュージカル女優「D.D.アレン」(ディーディーアレン)の2人を軸に展開されていきます。どちらを主人公と捉えるかは作品監督にもよりますし、観客の考えに左右されることもあるでしょう。

〜STORY〜
アメリカの高校で、卒業を控えた学生たちのために開かれるダンスパーティ“プロム”。インディアナ州の高校に通うエマは、同性の恋人アリッサとプロムに参加しようとするが、多様性を受け入れられないPTAが、プロムを中止にしてしまう。それが原因でエマはいじめを受けていた…そこに、落ちぶれかけたブロードウェイスターたち(D.D.アレン、アンジー、バリー、トレント)が騒動を知り、自分たちの話題作りのために、エマを助けに街へやってきたのだがー。

The PROM -地球ゴージャス プロデュース- 公式ホームページより引用

「レズビアン」であることでプロムに参加できないエマは、果たしてプロム参加へ漕ぎ着けるのか。そして老害呼ばわりの女優D.D.アレンが、プロム事件を通してどのように心情変化していくのか。そんな2人のストーリーの掛け合いが、今作の魅力です。

地球ゴージャス版は、Netflix版とほとんど同じストーリーとなっています!違いと言えば日本語訳によるテイストの違いぐらいですね。ブロードウェイ版、Netflix版を観たことがある人にとっては、そこで好みが別れてくると思います。

耳に残る楽曲たち!ミュージックナンバーの魅力

ザ・プロムの楽曲ですが、かなり耳に残るものが多いです!というのも、ミュージカル女優・俳優が登場人物として設定されているので、楽曲も必然的に華やかになります。
公演序盤のD.D.アレンのソロ「It’s Not About Me」では、楽曲自体もかなりパワフルではありますが、それを歌いきる女優たちのパワーを体感することができ、印象に残ること間違いなしです!D.D.アレンはトリプルキャスト制で毎公演キャストが入れ替わります。筆者は元劇団四季女優として有名な保坂知寿さん出演回にお邪魔しました。圧倒的な声量と表現力を目の当たりにし、本当に感動しました!聞いていて気持ちのいい、清々しいと感じられる歌唱です。

「D.D.アレン」役と「ホーキンス校長」役はマルチキャスト制。
筆者の観劇した3/13昼公演は保坂千寿さん、佐賀龍彦さんが出演。

一方、女子高生エマは青春を謳歌する彼女らしい純粋なナンバーが多いです。作品終盤で鍵となる彼女の弾き語り「Unruly Heart」はエマの思いが綴られた、素朴ながらも感動的な曲となっています。これを歌い切るエマ役・葵わかなさんの綺麗な歌声に心揺さぶられ、思わず涙が出そうになりました…!

開演前は撮影OK!劇場内での過ごし方

ザ・プロムは途中休憩ありの2幕編成

開演前後や休憩時間中には、劇場内で公式グッズが購入可能です!

・パンフレット・・・ 2,000円(税込)
・マスクセット・・・ 2,000円(税込)
・ハンドタオル・・・ 1,000円(税込)

このようなラインナップとなっています。オンラインでも購入可能とのことでした!
オンラインでのご購入はこちら

また、開演前・休憩時間中は会場内の撮影OKとなっています!

感想

「The PROM」作品自体の素晴らしさを、日本でも楽しめるということが第一に嬉しいなと思いました。
近年はLGBT差別問題がテーマの作品が増加の傾向にあります。そんな中でも、D.D.アレンの憎みきれないエゴイストキャラが面白おかしく絡んでおり、単なる差別問題テーマの作品ではない様子が伺えました。
そして、エマが純粋に好きな人とプロムに出たい一人の女子高生という設定が、なによりも重要であると思います。好きな人と一緒に過ごしたい、手を繋ぎたい。大人になった今では「あの時は若かったなぁ」なんて簡単な言葉で片付けてしまうような高校生のピュアな気持ちを、こうして舞台を通して見ることで、自分がまだ青かった頃を思い出してしまいました(笑)。

今回の作品は地球ゴージャスプロデュースということで、岸谷五朗さんが日本語版脚本・訳詞・演出・バリー役として出演をされています。あくまで個人的な感想ですが、日本語訳に違和感を抱く箇所があり、冷めてしまうこともありました。
例えば、物語序盤でのアリッサのセリフ「お母さん激おこなの」は、シチュエーション的にも「怒っているの」という普通の言い回しでいいと思いました。なにより「激おこ」自体が既に死語で、未だにそんな言葉を使う女子高生はいないと思います…
また、岸谷五朗さん演じるバリーはゲイの俳優というキャラ設定なのですが、キャラクターを活かしきれていないかな〜と思いました。途中、タップを踏みながら歌うシーンがあるのですが、タップに重点を置きすぎて歌唱がおざなりになってしまっている様子でした。
ブロードウェイ版、Netflix版を観たことがある方は必然的にそれらと地球ゴージャス版を比べてしまうかと思います。そうすると、地球ゴージャス版がいまいちハマらないという方が出てきても仕方ないのかなと思いました。

しかしながら作品自体の良さが凄まじいので、観劇を通して充足感を得ることができると思います!

スネ毛ちゃん評価

総合評価:★★★☆☆

初心者にオススメ度:★★★★☆
途中セリフが聞き取りづらいことが多いので、事前にNetflix「The PROM」をご覧になってから劇場に行くことをお勧めいたします!!!
プロムという華やかな世界観・演出は、ショーとしての魅力も兼ね備えていますので、初めて観劇の方でも感動できると思います!

ミュージカルファンにオススメ度:★★☆☆☆
かなり意見が分かれると思います。エゴサーチをかけて様子を伺うのもアリ。

公演期間・チケット情報

東京・大阪公演ともに20歳以下の方向けに「PROMシート」と呼ばれるチケットが販売されています。PROMシートはなんと1枚5,000円で、お求めやすい価格になっています。普段ミュージカルを見たことがない学生の方も、PROMシートで気軽に観劇できると思います!

【東京公演】
2021年3月10日(水)~4月13日(火) @TBS赤坂ACTシアター

【大阪公演】
2021年5月9日(日)~5月16日(日)@フェスティバルホール

詳しくは公式ホームページをご確認ください!

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