2020.11.7.Sat.東宝ミュージカル 「RENT」＠シアタークリエ
私はもともと芸能事務所でタレントマネージャーをしていたのですが、
当時の担当さんがクリエで舞台やっていたので、とても馴染み深い場所です。
日比谷のシアター街、宝塚東京劇場と日生劇場が並ぶ、素敵な街並みの中にクリエはあります。
RENT自体は1996年にニューヨークの小さなシアターで幕が上がりました。
ブロードウェイ公演も成功し、現在でもブロードウェイ世界ツアーや、各国での再演が行われており、
非常に人気のある作品です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レント_(ミュージカル)
私も、2018年のブロードウェイ来日公演をシアターオーブで観たことがあります。
その時は舞台の上手、下手に和訳の文字が常に表示されていて、不思議な感じでした！
【ストーリー】
この作品のストーリー展開ですが、少し特殊です。
・主人公マーク
・ロジャーとミミの男女カップル
・エンジェルとコリンズのゲイカップル
・モーリーンとジョアンヌのレズビアンカップル
この４つそれぞれの軸があり、時系列は同じですが、それぞれのストーリーがあるような状況です。
1991年のNY、主人公の映像作家マーク(男)、その友人のミュージシャンのロジャー(男)が古いロフトで暮らしているところから始まります。
彼らは夢を追っているもののお金がなく、家賃(RENT)を滞納していました。
そんな中、ロジャーはストリップダンサーのミミ(女)と出会い、恋に落ちます。しかし２人ともエイズ持ち、ミミはドラッグ中毒でした。
マークとロジャーの友人、コリンズ(男)は暴漢に襲われたところをエンジェル(男)という男性に助けられ、2人は恋に落ちます。
男性同士の恋に発展しますが、２人ともエイズ持ち。しかもエンジェルはエイズの症状が発症してしまうのです。
マークはモーリーン(女)というアーティストに振られたばかりでした。
そんなモーリーンに新しいパートナーができていて、女性弁護士のジョアンヌ(女)と喧嘩しながらも仲良くやっているのでした。
ある日、エイズの症状が悪化したエンジェルが亡くなってしまいます。
亡くなったことが、登場人物たちに様々な影響をもたらします。
あと何日、生きられるか。1年をどう数えるか。
それぞれの生き方を、愛、エイズ、夢という課題とともに、ロックナンバーで織りなしている作品です。
【キャスト】
私が観劇した組み合わせはこちら！
この6名はすべてWキャストで、毎公演異なる組み合わせになっています(｀・∀・´)
【感想】
●演出
ポイントは「ハシゴ」かなと思います！
ハシゴや階段を駆使した演出は、小さめのステージながらも圧倒されました！
後半戦のマークとロジャー２人での歌唱シーンでは、セットが高速回転しながらのパフォーマンスとなります。
●キャスト
モーリーン役の鈴木瑛美子さんですが、テレビ東京の「カラオケ⭐︎バトル」で有名な方です！
実際に拝見して、パワフルで気が強くてキュートなモーリーンを演じられており、
個人的にとっても好きでした！彼女の代表ナンバーである「Over The Moon」は、
面白ながらも、素敵なワンマンステージを飾っていました！
●楽曲
やっぱりロックチューンの楽曲はテンションが上がりますね！！！
普段もRENTのサウンドトラックを聞いたりしています・・・！
開幕最初の「RENT」を聞くだけで、テンション上がります。
この舞台で最も有名なナンバー「Seasons Of Love」は、
聞くだけで人生どうやって生きようかなと考えさせられますし、
純粋に感動できる楽曲です。
個人的にはモーリーンとジョアンヌの「Take Me Or Leave Me」が好きです！
お互い女の子で、女の恋心、かまってほしいキュートさがある楽曲です！
サブスクで楽曲も聴けますが、アナと雪の女王で有名なイディナ・メンゼルがモーリーンを歌っていますよ(*´-`)
【スネ毛ちゃん評価】
総合評価：★★★☆☆
初心者にオススメ度：★★★☆☆
素晴らしいストーリーです。ただし、初観劇だと理解しづらいので、あらすじを読んで行った方がいいです！
ミュージカルファンにオススメ度：★★☆☆☆
キャストによってはクオリティにムラがあります
RENTは「エンジェルシート」と言って、毎公演の最前列を当日に抽選で販売しています！しかもチケットは定価の半額。
まさにエンジェルですね・・・！
海外版でも、国内版でもやっているので、ぜひチャレンジしてみてください( ´∀｀)
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