こんにちは!ミュージカルのスネ毛ちゃんです。
写真右側の、左手に白い紙袋を持ってる女です。
このブログは、
「初めてミュージカルを観る!」
「ミュージカルを見たいけれど、どんな作品があるんだろう?」
そんな、ミュージカルへの第一歩を応援することがテーマになっています。
なので、あえて出演しているキャストさん全員を細々と深掘りしたり、作品の歴史を多くお伝えすることはあまりないと思います。
とにかく大事なのは、「初めの1回が、良いか悪いか」。
ミュージカルは、ほぼ全てが人間で成り立っている「ナマモノ」だと思っています。
なので公演期間が2週間あるような作品でも毎日毎公演、演者さんの体調やアドリブなどで内容が異なってくると思います。
しかし、人生初のミュージカルは1度きりです。
そこで良いと思えないと、「ミュージカルっていいな」と思える人はなかなかいないと思うんです。
もちろん「ミュージカルって急に歌い出すし、理解できない!」と、肌に合わないなぁと感じる人もいると思います。それでもいいと思うんです。
ただ、1度もミュージカルを体験したことがない人に、1度でもいいから感動を味わって欲しい。
その1回は、素晴らしいものを観て欲しい。ただそれだけです。
突然ですが筆者のスネ毛ちゃんは、作曲家の前山田健一さん(ヒャダイン)をとても尊敬しています。
前山田さんが大学時代に、ニューヨークのブロードウェイでひたすらミュージカルを観ていた時期がありました。それをきっかけに前山田さんは作曲家になったそうです。
当時大学3年の私は、あまりに前山田さんをリスペクトしすぎるあまり、全く同じことをしました。
時期もちょうど同じ、大学3年の9月に1週間、NYブロードウェイに1人で滞在し、合計7本の作品を観劇しました。
ブロードウェイの作品は、私の好みに合う合わないはありましたが、パフォーマンスのクオリティはもちろん、ダイナミックな演出に圧倒されっぱなしでした。毎日毎日、10以上の劇場がミュージカルの幕を開けて、大勢のお客様がそれを待っているんです。
この旅をして私は、こう思いました。
「こんなにもミュージカルって素晴らしいんだ。これを知らないって、とてももったいない。もっともっと多くの人に、ミュージカルの楽しさを味わって欲しい」
この気持ちが、このブログを始めるきっかけ、そして運営するモチベーションです。
ブロードウェイ1人旅を終え、就職活動の時期に突入。就職先はこの経験から芸能・マスコミに絞っていました。しかし残念ながら就職活動はうまくいきませんでした。
最終的に1件だけ採用通知をいただきましたが、そこは芸能事務所でした。舞台制作室や広報室を希望していましたが、まさかのタレントマネージャーに配属。
人生でマネージャーをやることになるとは思いませんでしたが、とても刺激のある生活を送らせていただき、親切な上司やタレントさんに芸能のいろはを1から教えていただきました。
社会人2年目のある日、担当タレントのミュージカル出演が決定しました。そして、舞台稽古から本番までベタで付かせていただきました。
そのなかで、舞台運営・演出・監督・演者・劇場運営などなど、スタッフ全員が協力して1つの舞台を作り上げている様を学びました。
それを間近で観ているうちに「私のやりたいことは何だったっけ?」と思うようになりました。
「そうだ、もっとミュージカルの楽しさを多くの人に知って欲しい。そうだった。」
お世話になったタレントさんと上司の皆さんには多くのご迷惑をかけることになりましたが、2020年10月に会社を辞めることにしました。
そして今、アルバイトで生計をたてながら、ミュージカルの情報を発信するこのサイトを運営しています。
はっきり言って私は「ミュージカルバカ」です。
「ミュージカルバカ」のベクトルも人それぞれだと思います。同じ演目を何回も観に行って毎公演の違いを楽しむ方や、好きな演者さんのために足を運ぶ方。
そんな私は「なんでも観たい好奇心のあるバカ」です。
なので「ミュージカル」と名のつくものは全部観ようと思っています。
言い方悪いですが自分の好みによって、作品に当たり外れはあります。
それでも、全部観たいんです・・・!
だから私はその好奇心をミュージカル観劇、そしてこのブログに発散しています。
話が長くなりましたが、このサイトコンセプトを語るのに私のルーツも語る必要があると思い、記載させていただきました。
2020年時点で、24歳。まだまだミュージカル愛好家の皆さんに追いつくのもままならないですが、それでも新しいミュージカルファンを増やしていければと思っています!
2020.12.10. ミュージカルのスネ毛ちゃん