2020.11.11.Wed. 東宝「Beautiful -The Carole King Musical-」@帝国劇場 昼公演
有名な作曲家・アーティストの「キャロル・キング」
彼女の波乱万丈な人生が、ミュージカルで綴られています。つまりノンフィクション!
このミュージカルは一般的なミュージカルとは異なり「ジュークボックス形式」を採用しています。
ジュークボックス・ミュージカルというのは、ミュージカルように書き下ろした音楽ではなく、既存の音楽を使用したミュージカルです。
とってもわかりやすくいうと、ジャニーズの嵐がジュークボックス形式のミュージカルをやる場合は、「A・RA・AHI」や「Love So Sweet」を舞台の合間で歌っていく感じです!!!笑
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジュークボックス・ミュージカル
【ストーリー】
主人公キャロルキングの学生時代から物語は始まります。
幼少期から独学で作曲をしていたキャロルはある日、同じ学校の人気者、そして作詞家のジェリーと出会います。
2人は恋に落ち、一緒に曲を作り上げるようになります。
彼らは作った曲を、音楽プロデューサーのドンに披露していきます。素敵な曲は採用され、有名歌手の楽曲となるのです。
ちょうどその頃、キャロルの妊娠が発覚し、それをきっかけにジェリーと結婚。
その後キャロルとジェリーは同じ音楽事務所の作詞家シンシア(女)と作曲家バリー(男)のタッグと張り合うようになります。お互いがライバル、そして親友のような関係性です。お互いのコンビはそれぞれ勢いを増し、有名な作詞、作曲家へと成長していきます。
シンシアとバリーも恋人関係になります。バリーの求婚シーンがありますが、キャリアのためにシンシアはそれを断ります。それでも彼らはコンビを続け、幸せの方向に向かっていきます。
しかしキャロルとジェリーの夫婦関係は思うようにいきません。ジェリーの精神が不安定になり、2人は破局。
その後キャロルは自分の幸せのために作詞作曲をし、自分の曲を自分自身で歌うようになったのです。
彼女の楽曲アルバムは大ヒットを記録。最後は、彼女のカーネギーホール単独公演のシーンとなります。
【キャスト】
注目すべきはWキャスト採用の主人公キャロル・キング!
楽曲「Jupiter」でお馴染みの平原綾香さんと、アニソンの女王水樹奈々さんが演じています!
私は平原さんキャロルを拝見しましたが、ほんっとうにパワフルな歌声が帝国劇場に響き渡っていました!!!
本当にアンサンブル含め全ての出演者のクオリティが高いんです!一人も余すことなく!
こんなミュージカル、本当に珍しいです。あるべきところに、あるべき人が配役されている。
素晴らしい布陣であると思います。
【感想】
2020年、最も素晴らしいミュージカルだと断言します!!!!!!!!!!!!!!
クオリティ、パフォーマンス、作品内容、すべて100点!もう本当に何も不満はない!
作品自体は、キャロルキングの生涯と素晴らしい楽曲・結婚と恋愛を扱っていますが、恋と仕事に関しては我々も考えさせられるものがあると思います。
自分自身、2017年にニューヨークでBeautifulを感激したのですが、正直なところ楽しめなかったんです。
なのに今回、こんなにも楽しめたのは、日本語で観劇することによって色々考えを落とし込めたのが理由として考えられるかな〜と。
ショーとしての華やかさもあり、キャロルの生涯に関しても色々考えさせられました。
そして、素晴らしい歌唱に感動しました。
【スネ毛ちゃん評価】
総合評価:★★★★★
ベストオブ2020ミュージカル!!!
初心者にオススメ度:★★★★★
初めての観劇にも最適!!!
ミュージカルファンにオススメ度:★★★★★
文句ないと思います!!!笑
【公演期間】
2020年11月5日〜11月28日@帝国劇場(東京・有楽町)
今年の公演は終わってしまいましたが、来年の再演を期待しています・・・!
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